日本人なら一度は行っておきたい!「京都4大祭り」

日本人なら一度は行っておきたい!「京都4大祭り」

京都市の4大祭りの中でも春に行われるのが葵祭りです。毎年5月15日に行われる上賀茂神社と下鴨神社のお祭りで、平安時代の華やかで豪華な貴族衣装を身につけた約500人と牛や馬、牛車、神輿が京都御所から出発して約8kmを歩きます。特徴は、王朝文化が残されているため、平安絵巻そのものの優雅さです。

規模は最大!「祗園祭」!

matsuri2
祇園祭りは夏に行われる4大祭りの一つであり、八坂神社で行われます。大阪の天神祭と東京の神田祭とともに日本三大祭の一つとしても挙げられるお祭りであり、毎年7月1日~7月31日の一ヶ月間に渡って行われます。1000年以上の歴史を持ち、その歴史の長さや、お祭りの壮大さ、また一ヶ月という期間の長さは世界でも有数だといわれています。1100年前の平安時代に流行った疫病の退散を祈願した祇園御霊会が始まりだといわれています。お祭りは一ヶ月という長期で行われていますが、見どころはなんといっても7月17日と24日の山鉾の巡回です。四条通や河原町通の京都市内中心部を33基もの山鉾が回ります。山鉾の多くは重要有形民族文化財にもなっていて、その豪華さや華やかさが見ものです。それぞれ個性豊かな山鉾が見られます。祗園祭の期間中で最も盛り上がる山鉾の巡回は、京都市民からも長く愛されていて、昔からの風趣や伝統が長い間人の手によって続けられていることを実感できます。歴史と伝統が強く根付く京都ならではのお祭りなので、日本人であるならば一度は見に行っておきたいお祭りの一つです!

静かに見守る「京都五山送り火」!


京都市で、祇園祭りとともに夏の風物詩といわれているのが京都五山送り火です。毎年8月16日の夜に五山の送り火が行われます。最も有名な東山如意ヶ嶽の「大文字」から始まり、松ヶ崎西山・東山の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、金閣寺付近大北山(大文字山)の「左大文字」、嵯峨仙翁寺の「鳥居形」の順番に点火されていきます。この京都五山送り火は、8月15日の盆の翌日に行われ、再び冥府に帰る精神を送るという意味を持つ盆行事の一つです。この始まりは諸説あり、どれが正しいのかといったことは未だに明らかにはされていません。京都五山送り火は、世界的にも有名なものであり、見物する人も多いですが、他のお祭りとは違い盛り上げるものではありません。静かにご先祖の霊を送るのが基本です。燃やしているものは護摩木といって、「持病や名前を書いて火床で焚くと治る」といわれています。京都市内に住んでいなくても、護摩木を買って納めることができます。京都の夏の夜空に浮かび上がる五山の送り火は、どこからか感謝の気持ちが湧いてきます。伝統的な日本の風習に触れる機会でもあるので、訪れてみてください!

京都市民が一体となる「時代祭」!

8114553245_ce6d500907_z
毎年10月22日に開かれているのが時代祭です。夏が終わり、秋を迎えた頃に平安神宮の大祭として行われるお祭りです。時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として1895年から始まりました。平安神宮は衰退する京都を盛り上げようということで創建されたものであり、その人々の熱い思いが今でも行事の中に息づいています。京都が日本の首都ととして1000年以上にも渡り培ってきた伝統技術が詰まっており、それを披露しすることが主眼とされているので、祭事の中で使用される祭具や衣装が見ものです。すべて京都の伝統技術で事細かに時代が再現されて、その本物の美しさに目が離せません。山国隊の笛や太鼓の演奏を先頭に、約2000人もの人が2kmをゆっくり巡行します。「平安時代のご祭神に京都の町の繁栄をご覧いただく」ことが祭礼の主旨であり、京都市民が一体となって準備から始めています。今では、世界からも注目される京都ですが、その美しさや華やかさは、市民の情熱によって守られてきました。歴史的絵巻を再現したものなので、時代祭によってその歴史を振り返ることができます。日本の、京都の輝く伝統を見てください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です